ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

 ~ネタバレなしでも、読めばガッカリ~

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『24』

新作は「一週間レンタル」できないのはご理解とご協力してあげますが、さらに100円割増しという悪しき慣習に阻まれて、やっとのことでというか、いまさらながら『24~シーズン3』を観終えました。

しかも米国では『24~シーズン4』も放映中ですし、いまさら『シーズン3』のことを書いても仕方ない気がしますので、ここはひとつ、そろそろ撮影が開始される『シーズン5』について。

みなさんもご存知のように、先日『シーズン5』の脚本がネットオークションに出され、あわてたFOXが24時間で回収するというドラマを地でいくような事件が発生したと報道されました。ところがそれは、脚本ではなく、シノプスつまりシーズン5全体の俯瞰図だったと、『ER』を放送しているFOXのライバル局NBCが報じました。

それで、『シーズン5』のシノプスがどんな内容だったのか、「前回までの24」風に紹介します。

キーファー・サザーランド、もしくは吹替の小山力也氏の真似をして、声に出して読んでください。
<PM11:00-AM0:00>

俺の名は、ジャック・バウアー。

1年前の事件の責任をとりCTUを辞職した俺は、全国展開する24時間営業のコンビニの店長をしている。
深夜に差し掛かり客足も途絶えがちな店内は、数人の若者が雑誌の立ち読みをしているだけで、いたって平穏だ。アルバイトで雇った娘のキムにレジを任せて、俺はバックヤードで缶ジュースを補充することにした。
突然、携帯が鳴る。
「バウアーだ」
掛けてきたのはお得意さんのパーマー氏。引退後の彼は好きな釣りをしながら悠々自適の生活。
「突然ですまないが、緊急事態だ。弁当を百個、明日の10時までに用意して欲しい」
俺のコンビニは、工場生産でなく店内で調理する弁当が目玉商品だ。しかし・・・
「無茶だ、どういうことです」
「理由は明かせない。だが、君なら切り抜けられると信じている」
電話を切り、補充を中断してレジに戻った。
手伝いを頼もうとキムに声を掛けようとして、FAXが来ているのに気付いた。それは、集団万引きに注意せよ、という本部からのものだった。
「この情報は、いつ来たんだ?なぜ早く俺に知らせない!」
そのとき、外から轟音が聞こえた。
そちらに目をやると、数台のバイクが店の前の駐車場に停まるのが見えた。店内の様子をうかがいつつ、エンジンを空ぶかしさせている。
「もしかしたら、あいつらが万引き犯・・・追い返してくるわ」
俺はレジを出ようとするキムを制止した。
「おまえを危ない目にあわせるわけにいかない」
「パパ、いつまでも私を子供扱いしないで」
「よしわかった、俺はここで監視する。だが、危険だと思ったら、すぐに逃げるんだ」
俺の心配をよそに、キムは唇をキッと結び店を出て行くのを目で追いつつ、内線を掛けた。
(ピッ、ピッ、トゥ~ルゥ~)
何度も聞き慣れた呼び出し音が鳴る。
「はい、こちらアルメイダ」
「副店長、仮眠中にすまない」
弁当の件を伝えた。
「本部の支援は?」
「ここは、俺たちの店だ、本部のやつらに干渉はさせない」
「こんなこと言いたくないが、無理です、ジャック」
「無理でもやるんだ」
受話器を叩きつけるように電話を切った。
店の外を見る。バイクのエンジン音で声は聞こえないが、穏やかに話し合っているようだ。ふと、雑誌のコーナーに目を転じる。
だれも、いない。
さっきまで、立ち読みしていた連中はどこに行った?
俺はレジ後ろにある防犯用カラーボールを持ち、通路へ出た。注意深く、死角を回る。
パンの棚へ回ると、ひとりがそこにいた。
「動くなっ」
俺はカラーボールを構えた。驚いた若者は、手に持っていたパンを落とした。
「そのパンを蹴ってこっちによこすんだ」
若者は言われたとおりにした。俺は視線をそらさないように気をつけて、それを拾った。
焼そばパンには、ゴキブリの死骸がはさまっていた。
「膝を突いて床に伏せろ!頭の後ろで腕を組むんだ!目的は何だ?」
若者は答えようとはしない。
「あと2人いただろ。そいつらはどこだ?」
このままでは他の連中を探せない。しかたなく、襟首を掴み、そのままレジから見える位置へ引きずってゆく。
「そこで、じっとしてろ」
レジに戻り、内線する。
「はい、アルメイダ」
「バウアーだ」
「ジャック、あとにしてください」
「パンに毒物が混入された」
「今、揚げ物をしてて手が放せない」
そのとき、店の外から、キムの悲鳴が。
「どうした?今の声はキムですか?」
「そうだ、急いでくれ」
「なんだって!5分で終えて駆けつけます」
内線を切り、店の外へ向かおうとしたその時、先ほどの若者が俺に体当たりしてきた。不意を突かれ、もつれ合うようにして倒れてしまった。
外を見た。
キムはバイクに乗った連中に囲まれているようだ。
その視界を何かが、よぎった。
店内にいた残りの若者たちだった。やつらが万引き犯か?ということは、こいつは囮?
しがみつく囮役の若者の顔を蹴って気絶させ、カラーボールを持ってレジを飛び出した。
「パパ!」
走り出す俺を見つけ、キムが悲痛な叫びをあげる。心配だが、今は逃げる若者を追うのが先だ。
走りながら携帯を取り出す。
「はい、アルメイダ」
「万引き犯らしい連中を追ってる。キムと店を頼む」
「ジャック聞いてください。こちらも問題が・・・唐揚用の鶏肉が足りない」
「それじゃ、かわりに豚のしょうが焼きにしよう」
「わかった。いまレジに向かってます、後は任せてください」
電話を切った。
カラーボールを投げつける。ひとりに命中した。
飛び散る蛍光色の塗料に驚き、バランスを崩し倒れこんだ。もうひとりは、そのまま走って夜の闇へと消えた。
まずはこいつを確保だ。背中に馬乗りになり、腕をねじ上げる。
「知ってることを全部吐いてもらうぞ」
携帯が鳴った。
「バウアーだ、あとにしてくれ」
「わたしだ、パーマーだ。弁当だが、唐揚げは忘れずに頼むよ」

<PM11:59:59>



*この物語はあくまでフィクションであり、登場する人物団体は実在のものとは一切関係ありません
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コメント

パパ!

早く助けに来て!

続きがとっても気になります。
わくわく♪

  • 2005/03/28(月) 23:39:50 |
  • URL |
  • キム #-
  • [ 編集]

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