ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

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風邪のときの服装

お読みになられる前にお断りさせて頂きますが、ここでいう「風邪」とはインフルエンザ等の「流行感冒」ではなく、いわゆる鼻風邪やのど風邪といった「普通感冒」のことです。また、通院を要するような重度のものでなく、自宅で休養すれば治る程度の軽微な場合に限ります。


なんでまたこんな記事を書くのかと言いますと、風邪をひいていたからとか、映画館に行ってないからとか、そういうところもなきにしもあらずですが、ブログ開始当初に掲載した「風邪のときの食事」の記事に思いのほかアクセスがあるからでして、柳の下の2匹目のドジョウを狙ってるに過ぎません。

てなわけで、服装、と言うと、まずそのファッション性を思い浮かべることと思います。しかし、時代に拠るところが大きいファッション性は、その年によって流行るのがインフルエンザA型だったりB型だったりする「流行感冒」向きであり、「普通感冒」の場合は、別の観点から考えねばなりません。

服装の持つ重要な側面として、その機能性があります。
消防士が着る防火服やパイロットが着るフライトジャケットの持つ機能性は言うまでもなく、ガテン系の漢な皆さまがニッカ・ボッカ(あのだぼたぼのズボンね)をご愛用するのも、ファッション性ではなく機能性のためです。だぼだぼのルーズなシルエットは脚の動きを妨げないだけでなく、例えばチェーンソウの操作を誤ったとき、ピチピチのジーパンの場合は生地に刃が触れたと気付いてとっさに逃げても確実に足を怪我しますが、ニッカ・ボッカなら生地に刃が触れたと気付いて逃げれば、そのだぼだぼさのおかげで足を怪我せずに済むわけです。
また、実用的な機能性とは別に、文化的社会的な機能性を持つ服装もあります。例えば、着用した人物に学生としての機能を全うさせるためと言うより、その人物が学生だと他人に判定させる機能としての学生服がそれにあたります。
そうした服装の機能性が類型化されたものを、いわゆる「制服」と呼ぶのであります。

ところが、風邪のときの服装について「制服」というものは存在しません。
風邪の諸症状を和らげ改善するという必要性(実用的な機能性)や、入院するほどではないけど出勤も無理っぽいから家でおとなしく横になってたほうがいいという状態を他人に示す必要性(文化的社会的な位置づけとしての機能性)があるにもかかわらずです。
ナースのときの制服はあっても、女性フライトアテンダントのときの制服はあっても、女子高生のときの制服はあっても、女教師のときの制服はあっても、風邪のときの制服はありません。
試しに「風邪のときの制服」というキーワードで検索してみてください。何もヒットしないか、この記事が出てくるだけです。

しかし、風邪のときの制服が存在しないことが、すなわち何を着てもかまわないということでしょうか。

例えば「とりあえずあまり食欲はないけど、何か食べておかなくちゃと起きてうどんを食べながら、やや熱に浮かされてうつろな目つきで普段は見ない昼間のNHK教育テレビを眺めている服装が振り袖」ではダメな感じがします。振り袖がダメなら、まわし一丁ではどうかと思う方もみえるかもしれませんが、うどんを啜ったときに汁が飛んで熱い思いをするハメになりますのであまりお勧めできません。
とはいうものの、そういう自虐的趣味をお持ちの方であれば、それはそれでかまわない気もします。それに、ちょっと考えればわかることですが、いくらおすもうさんでも、四六時中まわし一丁ではないわけで、時と場所に応じて服装を変えるわけです。

つまり、「制服」の定義がいまだ完成していない「風邪のときの服装」に求められるのは、ファッション性でも機能性でもなく、「それらしさ」であります。
「それらしさ」の範疇であれば何を着てもかまわないわけで、例えば、会社の誰かがお見舞いに来ることを想定してみてください。
そんな時、柔道着姿やレオタード姿で見舞い客を迎えるのは「それらしさ」が欠けていることはすぐにお分かり頂けるかと思います。だからって拘束服は「それらしさ」が過剰ですし、見舞い客をお出迎えしたくても玄関の鍵が開けられません。
難しいのは「それらしさ」のさじ加減で、それを間違えると、見舞いの人に「意外に元気そうじゃないか」とか「早く病院に行ったほうがいいぞ」とか「ご両親にはちゃんと連絡してあるから」とか「あとのことは心配するな」とか、無言でいきなり泣かれしまうことになります。

また、見舞い客に対する「それらしさ」ばかり考えるあまりスーツや羽織袴の正装姿で出迎えるという間違いに陥りがちなので気をつけましょう。「それらしさ」が備わっていれば何を着てもいいわけですが、例え見舞い客が社長であっても、「風邪のときの服装」であることを忘れてはいけません。それが総理大臣であっても、天皇であっても、ローマ法王であっても。

とは言うものの「それらしさ」さえ備わっていれば、スーツ姿だってかまわないわけで、重要なのは、見舞い客にこう思わせないことです。

「なんだ、仮病かよ」

【関連記事「風邪のときの食事」
【関連記事「風邪のときの入浴」


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コメント

だからぁ

どういう服装か、具体的なのを期待していたのに!

  • 2006/01/14(土) 20:53:04 |
  • URL |
  • 猫姫少佐現品限り #-
  • [ 編集]

猫姫さま

猫姫さまがお風邪を召された際には、正直者にだけ見える衣類であれば、何を着られてもかまいませんよ(笑)。

てなわけで、コメントありがとうございました。

  • 2006/01/15(日) 00:45:38 |
  • URL |
  • にら(非正直管理人) #lcbXb0/Q
  • [ 編集]

ちょっとだけ具体的に

・汚れても平気な普段着…万一、気分が悪くなって、ということも…
・靴下…足は暖めたほうがいいので。
・タートルネックなどを着て、首の後ろを温める。(そうするといいらしい)
そのまま寝ることもあるので、毛玉ができるのが気になるなら、マフラーのほうがいいかも。でもトイレのときははずさないと、…。

  • 2006/01/28(土) 12:25:59 |
  • URL |
  • ママらっこ #.Nv5LNIE
  • [ 編集]

ママらっこさま

マフラーの場合、脱脂されてないウールだと汗の吸着率が悪いので、木綿のタオルをお薦めします。
ただし、マフラーのように伸びないため首を締めつける恐れがありますので、前あわせのパジャマなら、第1ボタンを外したほうがいいでしょう。スエットのような丸首であれば、その上にカーディガンを羽織って、スエットとカーディガンの間にタオルを巻けば、首も締め付けず外れにくいはずです。

個人的には、首にタオルを巻いて、正直者にだけ見える衣類で、なおかつ風邪をひいてないと嬉しいです。

  • 2006/01/29(日) 02:29:04 |
  • URL |
  • にら(衣類管理人) #lcbXb0/Q
  • [ 編集]

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