ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

 ~ネタバレなしでも、読めばガッカリ~

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想定の範囲内です

たとえば、空き地で野球をしていると、打ったボールが隣接する家の塀を飛び越え、ガシャーンだの、パリーンだの、なにやら不穏な音がしたとしましょう。鼻の下にちょびヒゲを生やして頭のハゲたオヤジが、鉢の割れた盆栽を手に飛び出してきて、まるで藤子不二雄のマンガにでもありそうな光景です。
しかし、オヤジはおだやかにこう言います。

「想定の範囲内です」


なんて素晴らしいコトバでしょう。夕暮れさしかかり薄暗くなってきた空き地が、その一言でいっきに明るくなった気がするのは、オヤジがハゲているからではありません。

サザエさんではなく藤子不二雄の例えを出したのは、このコトバを頻発するある人物につけられたアダ名に由来するなんてことはなく、あくまで偶然だと思ってください。

「吾輩は猫である。想定の範囲内である」
「国境の長いトンネルを抜けると、そこは想定の範囲内だった」

マンガばかりではなく、文学との組み合わせも素晴らしい効果を生み出すことがわかります。それでは、音楽はどうでしょう。

♪人生楽ありゃ、苦もあるさ、想定の範囲内です
♪どんぐりころころ、どんぶりこ、お池にはまって想定の範囲内です

ありがたいコトバです。マスコミの取材に対して繰り返し答えてたら病院に連れて行かれたり、公安に監視されたりしかねない「わたしは全知全能の神である」とほとんど同じ意味のことなのに、言い方をちょっと変えるだけで金言めいてきます。簡素でありながら力強い。
もしかしたら口に出して読みたい日本語のひとつなのかもしれません。
その真偽を確かめるために斉藤さんに向かって、口に出して読んでみましょう。
「そうていのはんいないです」
風俗店以外では経験のない斉藤さんに向かって、口に出して読んでみましょう。
「どうていのはんいないです」
声を張り上げ怒るであろう斉藤さんに向かって、口に出して読んでみましょう。
「おんていがはんおんたかいです」

やや甲高い声の持ち主である斉藤さんの理不尽とも言える妨害で、話題がわき道にそれましたが、「想定の範囲内です」に匹敵する素晴らしいコトバを使う人物がいます。

「ズバリ、言うわよ」
「想定の範囲内です」
「アンタ、地獄に落ちるわよ」
「想定の範囲内です」

交互に列記しただけなのに、素晴らしさに頭がクラクラしてきます。
子供の口喧嘩で「バカって言うヤツがバカ」と罵り合うのに似ている、いいえ、ほとんど同じじゃないか、とお思いの方はご先祖様への感謝が足りません。すぐにでもお墓参りしてきなさい。
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