ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

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『龍が如く 劇場版』

今作には、三池監督の共犯者が「いてはります」。



ずいぶん永らく留守にしてました。

主役の桐生一馬を演ずるのは、まさかお茶の間で受け入れられるとは思わなかった北村一輝。加藤晴彦が演じるホストの名前も一輝。
そんな二人が途中で行動を共にするのです。一輝に向かって一輝が「一輝」と呼びかけたりするのです。一輝に向かって一輝が「一輝」と呼びかけられた一輝が今度は一輝に向かって「桐生さん」と呼びかけます。ああもうよくわからない。わたしの一輝はいったいどっち。あなたの落とした一輝は金の一輝ですか?それとも銀の一輝ですか?いいえ、わたしが落としたのは粗末な一輝です。正直者のあなたには、オモチャの一輝をプレゼント。金なら一枚、銀なら5枚で、プレゼント。金なら一輝、銀なら五朗を、プレゼント。
ちなみに、ホームランなら1枚、ヒットなら4枚でもらえるのはチョコバットですが、今作に出てくるのは金属バットです。しかも、五朗ちゃんが振り回してるのは撮影用に小道具さんが作ったバットではなく、ホンマモンらしいです。

おそらく、十川誠志の脚本は、縦糸としてクライマックスに向けてちゃんと伏線も張られて、横糸としてさまざまな人物がどこかで誰かと交叉するようなアルトマンみたいといいますかタランティーノみたいな群像劇だったんでしょう。塩谷瞬とサエコなんて、まさにひと昔前の「タランティーノ的カップル」ですし。しかし、でき上がった映画は、とにかく真島の兄貴を暴れさせることにばかり力が注がれているように見えます。

それにしても、どっちが首謀者なのかわからないくらいの共犯っぷりです、三池監督と岸谷五朗ちゃん。てっきりかつて二人が組んだ『新・仁義の墓場』みたいなキャラかと思ってました。ま、どちらも暴走したら止まらない狂犬という点では同じですけど。

劇場でも爆笑する人、呆れる人、身悶える人、寝てて気付かない人、と反応はさまざまだった、映画というフィクションにおけるリアリティーに、ゲームというフィクションのリアリティーを持ち込んだ終盤は、映画とゲームにおけるリアリティーなんてのは、それぞれ設けられた約束事に庇護された砂上の楼閣でしかない、そして自分が今までその約束事というウソをどれほど無防備に受け入れていたのか、と気付かせてくれるという点で、ミヒャエル・ハネケの『ファニー・ゲーム』を思い起こさせます。
ま、物語や登場人物に感情移入をお求めの現実とフィクションの境界を見失いたい向きには、きっと不評でしょうけどね。

まだ本調子が出てない今回はこれにて終了です。また別の記事でお会いしましょう。

エ?また、長い間、留守にするんじゃないか、って?だいじょうぶです、「すぐに戻らはります」と答えて、クイズです。

問1:田口トモロヲが哀川翔に差し入れたビールは?
 A.アサヒ・スーパードライ
 B.サントリー・モルツ

正解はこちらのランキングサイトに。

問2:コン・ユが屋上で飲んでいた缶コーヒーは?
 A.サントリー・BOSS
 B.キリン・FIRE

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コメント

にらたま、おばんでやんす☆

おひさしぶりでございます~☆
岸谷五朗の暴れっぷり、本当、あれだけが書きたかった、という感じでございましたなあ。
「ゲームの映画化」とかいうのは二の次になってるところが素敵な作品でおましたわ^^;

  • 2007/03/17(土) 19:12:23 |
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  • とらねこ #.zrSBkLk
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