ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

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「立喰師列伝」

これば、外食産業に挑戦する、押井守版「犬目小僧」だ。

これは、戦後日本を総括する、押井守版「やっぱり犬が好き」だ。

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なんて、書いてる本人がいちばんわかってないので深い意味は追求しないでください。

かつて、ゲキメーションという、棒の先に人物の描かれた切抜きを貼って動かしてるだけで、アニメとは到底言いがたい、手法と言うにはあまりにチープな手法によるテレビ番組というより家内手工業的人形劇のような番組が放送されていました。
それが「猫目小僧」なわけですが、そんな手法を最新デジタル処理で再現しても、そこはそれ、やはり押井守、ネコよりイヌ派なので、登場人物の役名も、立喰師研究家の犬養とか、哭きの犬丸とか、冷やしタヌキの政(タヌキはイヌ科)とか、ケツネコロッケのお銀(ケツネはお尻じゃなくてキツネでやっぱりイヌ科)とか、東京五輪の頃の野犬一掃の話題があったりと、至るところにイヌだらけなわけであります。

立喰師とは、説教、話術、奇行など言葉巧みに店員を圧倒し、その隙に金を払わずに店を出る者を指すのだそうです。
これって、そのまんま、今作の構造じゃないですか。
膨大かつ形而上的難解さを装ったナレーションで観客を圧倒し、いったいどういうことかと呆気にとられていたり、何か深い意味を勘ぐったりしている隙に、さっさとエンディングを迎えるのであり、つまり、これは、押井守その人こそが立喰師であり、立喰師こそ押井守であることの、いわば証左であることは、その言を待たないことは誰の目にも明白であろう。

って、こちらまで、山寺宏一氏の口調につられてしまいましたよ。

とにかく、そのナレーションのせいか、膨大な言葉が映像に追い越されてハッとする瞬間に巡り会いたいのに、映像は言葉の後方を追従しているように感じられ、それが逆転したのが、天本英世さんのお姿が現われる、ほんの一瞬だけでした。

ブログを再開したものの、どうにも辛口続きで申し訳ないので、こちらのランキングサイトや、こちらのランキングサイトで、お口直しをどうぞ。
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立喰師列伝

 『イノセンス』の衝撃から早2年。押井映像を期待して観ていたのに、面白かったのはナレーションだった。

  • 2007/09/26(水) 23:26:10 |
  • ネタバレ映画館
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