ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

 ~ネタバレなしでも、読めばガッカリ~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ウェス・クレイヴン's カースド」

【注意!】
インドを舞台にヒンズー教の身分制度による人種差別の呪いを描いたシリアス・ヒューマン・ドラマではありません。

07102401.jpg



それは「カースト」で、こっちは「カースド」。

1992~2000年にかけてコロンビアとトライスター、つまりイッツ・ア・ソニーが、戦前のユニバーサルが製作したモンスター映画の「ドラキュラ」「フランケンシュタイン」「狼男」「透明人間」を、コッポラ、ケネス・ブラナー、マイク・ニコルズ、ヴァーホーヴェンという「大御所」を起用して、いわゆるリメイクとは異なる作品として製作してましたが、ユニバーサル自身が『ミイラ再生』を『ハムナプトラ』としてリメイクしたからでしょうか、その後は鳴りをひそめてしまいました。

そんなところへ、そろそろ70歳になろうというのに精力的なウェス・クレイヴン監督が、久々に古典的モンスターものを手がけてくれたのが嬉しいです。
クレイヴンといえば「エルム街」や「スクリーム」の監督ってのが一般的でしょうけど、実は、『デッドリー・フレンド』でフランケンシュタインの怪物を、『ゾンビ伝説』でロメロのゾンビではなくブードゥー教のゾンビを、『ヴァンパイア・イン・ブルックリン』で吸血鬼を、そして今作は狼男、といった具合に、スティーブン・ノリントンの『リーグ・オブ・レジェンド』や、『ハムナプトラ』の監督でもあるスティーブン・ソマーズが撮った『ヴァン・ヘルシング』のように、それらの古典的モンスターをギュウギュウと1作に押し込めることなく、コツコツと古典的モンスター映画も手掛けているんです。

なかでも、『ヴァンパイア・イン・ブルックリン』は、冒頭、棺桶を乗せた無人の船が霧深い夜のニューヨーク港に漂着する『魔人ドラキュラ』ではなく『吸血鬼ノスフェラトゥ』を再現してるシークエンスということもありまして、個人的にはお気に入りです。
とはいうものの、雇われ監督だったクレイヴン自身もあまりいい印象を持ってないと語っていたのを何かの雑誌で読んだ記憶もあり、また、当時、起死回生のはずだった『48時間』や『ビバリーヒルズ・コップ』の続編もイマイチというエディ・マーフィーによる、『ナッティ・プロフェッサー』で復活する直前の人気がジリ貧状態で新たな活路を模索しつつもワンマン映画だったからか、未だにDVDもリリースされてないほど、世間の評価はあまり高くありませんけど。

そんなわけで、期待を抱きつつ拝見したのですが、『スクリーム』に狼男を足しただけのようなケヴィン・ウィリアムソンの脚本がつまらないことこの上なし。
実はふたり、というオチまで同じだし。
プライドの高いオオカミが、中指突き立てるところはちょっと笑いましたけど、「ホモって言ってるやつがホモ」って、子供が口喧嘩するときによく使う「バカって言う奴がバカ」ってのと、同じ発想レベルです。

そんな脚本を、クレイヴン監督は大小の伏線をきっちり押えててとても丁寧に演出しています(まぁ、悪く言えばわかりやす過ぎちゃうんですけど)。


余談ですが、ってほとんど余談ですけど、劇中出てくる中世の挿絵に狼男の耳が大きく描かれてて、つい『ウォレスとグルミット』に出てくるウサギ男を思い出してしまいましたよ。
スポンサーサイト

コメント

こん××は

にらさま、お元気でしょうか?今頃、お仕事がお忙しい時期なのでしょうね。また冬休みが来たら、少しはユックリできますでしょうかー。
私も『ヴァンパイア・イン・ブルックリン』、好きでしたねえ♪あと私は、『~ウィッシュマスター』なんかダイスキだったんですよね。
『ヒルズ・ハブ・アイズ』は面白かったなあ~。今週末から始まる『パルス』も楽しみです☆
この『~カースド』もまだ見てないので、見なくちゃ。この絵がソソリます☆

  • 2007/12/20(木) 15:42:37 |
  • URL |
  • とらねこ #.zrSBkLk
  • [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://nekohita.blog6.fc2.com/tb.php/249-3814652b
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。