「つま先が尖っている」
「いつもより目つきが悪い」
そんなウルトラマンはニセモノだから気をつけよう。
「片耳だけピアスしている」
「いつもより目尻が垂れている」
そんなデヴィッド・モースは悪役だから気をつけよう。

(執筆完了しても自宅謹慎完了せず)
もす、もーす。
と書くと、堀北真希演ずるロクちゃんが実家に電話してる光景を思い浮かべて、これは『ディスタービア』ではなく『三丁目の夕日』の記事じゃないか、と勘違いしてしまう方がいたらどうしようかと思ってしまう、キャリー・アン・モスとデヴィッド・モースが共演している作品であります。
あるいは、赤ザクにブリーフ姿で乗ってるイメージが浮かぶ名前なので、そんなシーンを勝手に想像してたらどこにもそんなシーンはなかった『トランスフォーマー』に出てた男の子が主役をしている作品であります。
願わくば、「ソリッド・シチュエーション・スリラー」と銘打たれた知的でスタイリッシュで小賢しい作品の続編とか、ビデオゲームを映画化したホラー映画かと思ったら怪獣映画で、しかも相原コージの「サルまん」における「イヤーボン」という表現にピンと来る人がいるのかどうかわかりませんが、そんな「イヤーボン」な主人公が登場する映画の続編なんかではなく、今作のような普通の米映画を3ヶ月に1回くらい見たいものです。
とはいうものの、知名度の高いスターも出てるわけでなく、派手なCGがあるわけでもなく、他言無用の大どんでん返しがあるわけでもない作品は、今の日本ではあまり当たってくれないようです。
当たらないまでも、そこそこお客さんが入ってくれればいいのですが、日本の二極化は映画興行界をも汚染しているようで、特にウチの地方のような田舎では、バカ当たりする一握りの勝ち作品以外は見事に惨敗してしまうので、ますます普通の米映画を見たいという願いは、地方では叶えられなくなりつつあるのですけど。
と、今作が世紀の大傑作だと言うために、今作を取り巻くさまざまな状況にグチを垂れてるわけではありません。
決してつまらなくはないとはいえ、そもそも、傑作でもなんでもないし。
主人公が謹慎により自宅の敷地から外に出られなくなり、その自宅謹慎の当日に隣に同い年の金髪美少女が引っ越してくる、という絵に描いたような状況がサクサクと示されるのは小気味いいのですが、「映画の頭で観客の度肝を抜いとけ」というプロデューサーのツルの一声で付け足されたかのようなショッキングな交通事故のシークエンスに違和感を覚えました(「いい人なのに、登場するなりすぐ死ぬんですか?」と『デジャヴ』とほとんど変わらない脇役をオファーされてしまったマット・クレイヴンの呆れ顔が目に浮かびます)。
『裏窓』ではカメラのフラッシュが主人公の武器になるのですが、今作ではフラッシュのせいで相手に感づかれるとか、包丁よりもハサミが重要なアイテムだとか、あるいは冒頭の「交通事故」も、当然、ヒッチコックに敬意を表わしているのでしょう。
そんな脚本上はクライマックスもとりあえずドキドキするような状況にしてあるんですけど、主人公の周囲を見せるのに精一杯なのか、ドキドキを盛り立てる演出ができてません。
そんな今作の監督はD・J・カールソーさんですが、赤髪が印象的だったけど最近見かけないと思ったら裏方に回ったのね、と俳優のデビット・カールソーと勘違いしたことは謝罪します。それから、『テイキング・ライブス』みたいな有名スターが出ててスタイリッシュでどんでん返しのある作品を撮るくらいだから、と今作を見る前に思ったことも謝ります。
それから、アンジェリーナ・ジョリーが出てるし、シリアルキラーを追う刑事モノだし、大どんでん返しもついてるしということで『テイキング・ライブス』の記憶と『ボーン・コレクター』の記憶がゴッチャになって、あと数年したらどっちがどっちだか思い出せなくなるかもしれないことも謝ります。
それどころか、『ボーン・コレクター』はそうでもなかったんですが、『ボーン・アイデンティティー』も『ボーン・スプレマシー』も居眠りをしてしまい、まさかと思ったら『ボーン・アルティメイタム』も居眠りをしてしまったという、ぜんぜん関係ない話題になってしまったことも謝りつつ、クイズです。
問1:今作で、デヴィッド・モースの乗るクルマは緑色のフォード・マスタングでしたが、主人公を演じた赤ザクにブリーフ姿で乗ってそうな名前のシャイア・ブルーフが、今作ではなく『トランスフォーマー』で乗ってたのは?
A.白いダッジ・チャレンジャー
B.黄色いシボレー・カマロ
正解は
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問2:自宅謹慎を命じられた第1日目か2日目か、とにかくかなり初めのころ、主人公が着ていたのは?
A.「RAMONES」のTシャツ
B.「RAHMENS」のブリーフ
正解は
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