ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

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『ブレイド3』

じつはこれが2回目の鑑賞。
誤解無きように申し沿えておきますと、『ブレイド』シリーズのうち2作を劇場で観たということではなく、『ブレイド3』を2回観たという意味です。
というのも、1回目は昨年末に海外旅行した際に観たのですが、これを読む人の多くがそうだと決め付けさせていただきますが、あいにく英語より日本語が堪能なせいで、大筋はわかったもののセリフの6割が理解できなかったので、改めて挑んだわけです。
05051001.gif


そんな私情はさておき、どういうわけか日本では勝手に「最終章」と銘打たれた今作。まぁ、<3部作>って銘打てば、それとなくきれいに納まる感があります。『ロード・オブ・ザ・リング』も『マトリックス』も『スパイキッズ』も3作でした。『ロボコップ』もそうです。
そういえば『ブレイド』と『ロボコップ』って似てますね。
どちらも、1作目が主人公のアイデンティティーに重点が置かれていて、2作目は敵の敵を退治する物語です。3作目は主人公に協力する「組織」が登場し、しかも、その組織に幼い少女がいるってのもそっくりです。
ちなみに、『ロボコップ』が3作で終わったのは、ロボコップが空飛んだと思ったら、製作会社のオライオンが空中分解しちゃって倒産したせいもあります。

原題は『ブレイド~トリニティー』、トリニティーとはネオの恋人ではなく、三位一体のことなので、3部作ってのもあながち間違いじゃないのかな。
とはいえ、近年におけるマーヴェルコミックの映画化では初の3作目ですし、『スパイダーマン』を除けば一番成功したシリーズだと思います。
1回目の海外での鑑賞時のことです。黒装束にサングラスまでかけた黒人のブレイドがにやりと笑うと、ウソのように真っ白い歯が見えるシーンで、観客から笑いがおきてました。
もしかしたら偏執的なまでに歯のホワイトニングを行うハリウッドスターに対する失笑なのかもしれませんが、その白さがスナイプスの肌とのコントラストで引き立つという意味で、どこか差別的なアレも感じられます。キャスティングを見ても、悪役のほとんどが白人で、そいつらをブレイドが倒すわけですから一時期流行ったブラックスプロイテーション映画ともいえますが、とはいえそこはいまやメジャーに近い映画会社になったニューラインシネマですから、ブレイドの相棒ウィスラーには「ハリウッドのナンチャン」ことクリス・クリストファーソンを置いて、ちゃっかりバランスも取ってます。
さらに、『ブレイド』では「血」をめぐる対立という構造が全シリーズに共通して現われてもいます。もちろんバンパイア退治の映画ですから血はいたるところに出てきますが、ここで言う「血」はすなわち「血統」という意味です。
第1作では、「混血」バンパイアのブレイドの活躍を縦糸に、ウド・キアらの「純血」とスティーブン・ドーフらの「混血」との対立が横糸になっていました。
2作目では、リーパーズという新種のバンパイアと思われていたものが、実は純血種がDNAレベルで「血」を操作されて産まれたものでした。

そして、今回の第3作では、バンパイアの始祖ドラキュラ登場という、やはり純血と混血の対立が軸です。前2作がブレイドの敵同士で内紛しているのに比べ、ちょっとストレートに見えてしまいますが、よく耳を澄ますとドラキュラがかなり屈折した孤独なキャラクターとして想定されていた片鱗がわずかにうかがえました。
他にもいろいろと複雑な設定がされているにもかかわらず、どこか説明不足なのは、上映時間の都合という製作・配給側の要求でカットされているのでしょう。監督が今シリーズの脚本家なので、いろいろ盛り込みたい気持ちもわかります。

と、なんだか、シリーズ概況というか比較じみてしまいましたが、言い足りないこともありますので、また後日書くことにします・・・かも。


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コメント

コメントありがとうございました

にらさんのおっしゃる通り、ブログの意見似てますよね。でも似た意見を持つというのは、似た同士ということでいいと思うのですが(^^;駄目ですかね?
今回の記事では「ロボコップ」の引用を懐かしく&なるほどと読ませていただきました。

  • 2005/05/22(日) 06:41:25 |
  • URL |
  • まつさん #-
  • [ 編集]

6割

こんにちは!
俺は4割はわかるんだぞ~!!
っていうふうにしか、読めませんでした、、、

  • 2006/02/06(月) 13:49:34 |
  • URL |
  • 猫姫少佐現品限り #-
  • [ 編集]

猫姫さま

ハイ、4割はわかりました。
この語学力とボディランゲージを駆使すれば、ハワイに永住も夢ではありません。

ちなみに4割のほとんどは、アクションシーンの掛け声で、残りはイエスとかノーとかですけど。

  • 2006/02/07(火) 02:42:10 |
  • URL |
  • にら(4割管理人) #lcbXb0/Q
  • [ 編集]

ん?ロボコップ。あまり理解されにくいバイオレント・ネタの狭~いツボ押しが、初期バーホーベン作と似てますね。あっちの方が狂ってますけど。
コメント、ありがとうございました。

  • 2006/03/11(土) 00:49:43 |
  • URL |
  • Tam #-
  • [ 編集]

Tamさま

バーホーヴェンの冷静に狂ってるところは、弱点とわかっていながらも、好きだったりします。

  • 2006/03/13(月) 22:35:36 |
  • URL |
  • にら(狂った管理人) #lcbXb0/Q
  • [ 編集]

やっぱり!?

コメントありがとうございます♪
やっぱり寄る年波には適わない
と言うことでしょうか(笑)
でも、作品の流れから考えると、
意外に楽しめた作品でしたw

  • 2006/05/20(土) 06:50:50 |
  • URL |
  • 耕作 #-
  • [ 編集]

耕作さま

シリーズ3作目ということを考えたら、出来のよいほうかもしれませんね。

  • 2006/05/25(木) 10:21:03 |
  • URL |
  • にら(管理老人) #lcbXb0/Q
  • [ 編集]

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