ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

 ~ネタバレなしでも、読めばガッカリ~

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「ソドムの市」(2004)

むかしむかし、たまたま友人に同行して東京に行ったとき、たまたま夕食まで時間があったので、たまたま通りかかった映画館の料金が安かったので入ってみたら、たまたま勝新太郎氏に会いました。

05071901.gif


会いましたと言っても1対1ではなく、それは改装される前の旧・文芸座で行われていた勝新映画の特集上映でのことなのでした。
入り口の張り紙に「毎日、ゲストを招いてのトークショー。勝氏は毎日来場!」って書いてあったんですが、映画が終わりトークショーが始まるや、舞台にいるのはある女優と映画評論家の男性2人のみ。
館主だったか、評論家だったか忘れましたが、勝氏はまだ来ておらず、実は毎日来場予定なのに今日まで一度も来てない。今日は来ると言ってたけど、それもどうかわからない、といった旨の発言がされました。しかも、勝氏は、翌日から健康診断のための検査入院をすることになったので、今日が最後のチャンス、とのこと。
というわけで、とりあえず、勝氏不在のままトークショーは進みます。
半ば諦めかけていたとき、ヒョイとやってきた勝氏。
トークの内容は、もったいないので書きません。とにかく、缶ビールをグイグイ飲み、煙草をプカプカふかし、言葉ばかりか身振り手振りも交えて、過去のことだけでなく未来のことも交えてのおしゃべりでした、とだけお伝えします。

たまたま友人の思いつきで誘われて来た東京、たまたま取れた宿泊先の近くにあった映画館、たまたまその日だけ来場した勝氏。

いろんな偶然が重なるときってあるんですね(おそらく勝氏が亡くなったのはその翌日の検査入院で見つかった腫瘍が原因ではないかと考えると、ちょっとシンミリしちゃうんですが・・・)。
とはいえ、そういうところに運を使っちゃって、宝くじに当らないのかもしれません。いいえ、宝くじが当らないホントの理由は、そういうところに金を使って、宝くじを買わないからです。


それはさておき、『リング』で有名な脚本家である高橋洋の監督作『ソドムの市』は、すごいことになってます。
どうすごいって『発狂する唇』くらいすごい、ってこの例えがぜんぜんわかんないのは、すごいんだからすごい、って言ってるだけだからです。

確かにかなり低予算で作られたため、いろいろな表現がかなりチープであります。しかし、そこだけをとりあげて「くだらない」とか「つまらない」とか非難するのであれば、文字を印刷した何枚かの紙を寄せ集めることで表現されたチープなシロモノである「本」なんて二度と読むんじゃねーぞこのやろう、百歩譲って読んでもいいが、「感動しました」だの「見習って、これからは・・・」なんて感情移入のレベルどまりの感想文書くんじゃねーぞこのやろう、もし書いてあったら斬りに行くぞこのやろう、斬られたら痛てぇぞこのやろう。

と、鼻息も荒く今作を褒める人がいらっしゃるかもしれませんが、まぁ落ち着いてください。今作を非難するような「このやろう」な方々は、はじめから見ません。
盲滅法に刀を振り回したら、味方を斬ってしまいますよ。

とにかく、すごい、としか言いたくありません。
それは、近所のシネコンのこととか、ウチのこととかいろいろあって書くのが面倒臭いということも含めてです。ただし、文中の「すごい」を決して「感動しました」に置き換えて読むと、ミもフタもないのでやめてください。
小嶺麗奈演ずるヒロインの同僚が持ってる拳銃がワルサーというのもすごいんですけど、彼女自身が金のモーゼルを持ってるのもすごい(金のエンゼルじゃありません。それを持ってたら、おもちゃのカンヅメと交換してもらってください)。
あれもすごけりゃ、これもすごい。
ガイラもすごけりゃ、B-29もすごい。

とりあえず、その存在を知ってて気にはなってた、という人は見たほうがよろしいです。知らなかったという人は、見たら3日以内に死ぬので見はいけません。
もし、すでにご覧になった方は、いっしょにカツどんを食べに行きましょう。

知らなかったけどこの記事を読んだらどうしても見たくなった、というすごい人は、まず、あなたが殺したいほど嫌いだと思ってる人に「とにかくすごいから」と無理やり見せて、その反応を確かめたあとで考え直しましょう。
その人に生体反応がなくなった場合、死ぬのが怖いあなたはやっぱり見たくなくなります。
その人が死なない場合もありますが、少なくともそんな映画を薦めたあなたのことを、その人も嫌って避けてくれるようになります。
もしも映画に好意的な反応を示したら、そんヤツが好きな映画なんてやっぱり見なくていいや、と思えるようになります。
映画でなく、あなたに好意を示してきたら、ここはひとまず受け入れたフリをして、何か別の手を考えることにしましょう。
ということで、第一関門を乗り越えてそれでも見たいと思ってるすごいあなたは、高橋洋脚本の作品と日活時代の鈴木清順の作品と座頭市シリーズを5本ずつ見てから、もういちど考え直しましょう。と、やっと冒頭のネタとつながりました。



あ、それから「このやろう」なんて差別的な表現をしていますが、それはコトバの勢いを重視したためで、心の中では男性も女性も平等に扱っているので安心してください。


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コメント

ええ、

はっきり言って、こういうの、好きなんです。
ワクワクして、見たあとがっくり来ても、また見ます。
こういう映画、愛していますから。

  • 2005/11/07(月) 18:14:58 |
  • URL |
  • 猫姫少佐現品限り #-
  • [ 編集]

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ソドムの市 今年の55本目

ソドムの市 ホラー番長シリーズ。 ???????????????????????????????????ふざけ過ぎとしか思えない。ちゃんと造ればいいのに、、いや、ちゃんと造ったら、よけいに、くだらないか、、、 音楽は、良かったです。  

  • 2005/11/07(月) 14:39:33 |
  • 猫姫じゃ
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