ねこのひたい~絵日記室<ネタバレなしの映画評?>

 ~ネタバレなしでも、読めばガッカリ~

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ウルトラマンMAX

ややおふざけが過ぎた気がしないでもない、ここ数件の記事に対する反省も踏まえたせいか、今回はちょっとまじめ過ぎるかもしれません。
今朝、たまたま起きて、たまたまつけたTVは「ウルトラマンNAX」でした、って書いてる時点でウソで、ボウズに付き合わされたってのが真相なので、やっぱりふざけてると思われてもしかたないというか、そう思わせておきたいんです。

布団に横になりながら、肘ついていつ睡魔に襲われてもいいくらいの気持ちで、寝室にしている畳敷きの部屋から、隣の居間にしているフローリングというより板敷きの部屋にあるTVをぼんやりと眺めていました。
とある団地の主婦が会話するシーンが、人物は切り返してるのに背景が変わらない、つまり、カメラは固定したままその前に立つ人を入れ替えてるだけ。さらに九官鳥がものすごく雑な作りの人形という安易な撮影による、タイトルが出る前の短いシークエンスを見た時点で「もしや」と思い寝室と居間の境の敷居で足の裏を刺激して眠気を追い払い、タイトルバックに「脚本:NAKA雅MURA」の文字を見て確信を抱いた時には、居間でゴロンと横になってました。

そこから続くストーリーを軽くつまむと、あらゆる生命体の記憶を奪う怪獣のせいで、地球防衛連合もウルトラマンも戦い方すら忘れてしまうという、それはとても異色なウルトラマンだったからです。

ウルトラマン・シリーズと呼ばれるものを全て見たわけではありませんし、中田秀夫や黒沢清や鶴田法男や高橋洋らとがんばってきたのに後続の清水崇にあっさり後塵を期しているという意味では浮かばれない小中千昭&和哉も関わってきた最近のものは、年齢のせいもあってここ最近サッパリ見てないので、もしかしたらそれほど異色ではないかもしれません。

変身ポーズも忘れ、必殺技を繰り出すポーズも忘れるというあたり、初代ウルトラマンから継承されるそれらの要素に対する「お約束事」を背中から撃っているものの、初代ウルトラマンの黒部進にカレーを食べさせた挙句に違った変身ポーズをさせたりしてるあたり、その世界の中心でシュワッチを叫んでいるわけですから、どれほどふざけて見えても破壊する意図なんてありません。

ウルトラシリーズではなく三池監督の世界として見ても、単館系の映画にばかり関わって王道に対する邪道として噛み付いていた数年前なら充分通用していたはずの彼の「ツッコミしつつボケる」作風は、足踏みといわざるを得ません。

「ウルトラマンMAX」の製作はCBC(中部日本放送)というTBS系列の地方局なんです。TBSといえば、どんなに亭予算でもその範囲内で仕事をこなせるからという理由だけでマイナーな監督にメジャー作品を無理やり押し付けたと、映画ファンにもそっぽを向かれ、TVを通じて主役たちのファンんなった人たちをも見たくないと思わせた『アンドロメディア』や『サラリーマン金太郎』を三池監督に撮らせた因縁のテレビ局です。しかも、前述のNAKA雅MURAをこっそり起用しておきながら、世界観がデカ過ぎるからと別の人にこぢんまりと直させた挙句にその匂いをも払拭するような飯田譲次に監督させた『ドラゴンヘッド』の製作にも関わってます。
それを考えると、三池監督が恨みを晴らすべく、その頃の作風を叩き付けるのは致し方ないのかもしれません。とはいうものの、今の映画界には村上ファンドほどの影響力はありませんけど。

TBSへの縁故というか恨みはキッパリ捨てて、それなりの観客動員をした『着信アリ』や『妖怪大戦争』というマイナーに目配りしつつメジャーな映画を撮らせてくれた日本テレビで、土曜21時のドラマをワンクールやらせてもらうべきです。

でも、「国民映画」を目指して「新しい日本の歴史」を唱えて「想定の範囲内」に怯える某TV局からの依頼には間違っても応じないでください。
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